写り込んだ記録者

今回は「反射によって写り込んでしまったもの」から「写り込んでしまった撮影者」を考えていきたい。『ブレードランナー』からFSAプロジェクトのフォトグラファーたちの作品、そして映画『裸の町』をみていく。
2026年6月19日 Hollywood Cinema

写っていない、永遠に失われたもの

映画『出獄(Call Northside 777, 1948)』は実際の冤罪事件をもとに映画化された作品だが、クライマックスに登場する《証拠写真》のエピソードは、別の冤罪事件をモデルにしたものだった。写真に「写り込んでいるもの」、さらには「写っていないもの」が呼び起こす想像の魅力について考えてみる。
2026年6月12日 Hollywood Cinema

フィルム・ノワールへの招待第二回 D.O.A.

フィルム・ノワールを紹介する試みの第2回は『D.O.A.』。解毒剤のない毒を盛られた主人公が、死ぬまでのわずかな時間で自分を殺した犯人をつきとめて復讐するという物語。単純な設定のようで、実は一筋縄ではいかないこの映画をみていこう。
2026年3月8日 Hollywood Cinema

フィルム・ノワールへの招待第一回 殺人者

《フィルム・ノワール》という、古くて新しい映画のスタイルについて、リメイクや関連作品を通して紹介をしていきたい。興味を持っていただければ幸い。第1回目は「殺人者」。
2026年2月22日 General
The Amazing Mr. X (1948)

イーグル゠ライオンのフィルム・ノワール史 (9)

イーグル゠ライオン・フィルムズの没落と終焉を追ってみよう。イーグル゠ライオンは、第二次世界大戦後の映画不況のなかで急激に経営が悪化した会社である。オーナーであるロバート・R・ヤングの無謀な戦略のもとで、アーサー・クリムたちは事業を縮小していかざるを得なかった。
2026年2月8日 Hollywood Cinema

イーグル゠ライオンのフィルム・ノワール史 (8)

イーグル゠ライオン最大のヒット作『Tーメン』は、《セミドキュメンタリー・スタイルのフィルム・ノワール》と言われている。セミドキュメンタリー・スタイルとはどんなものか。そして『Tーメン』で監督のアンソニー・マンと撮影監督のジョン・オルトンはどのようなアプローチをとったのか。
2026年2月1日 Hollywood Cinema

ノワールの製作者:L・ゴールドスタイン

ハリウッドで《売れる映画こそ良い映画》と考えるプロデューサーは多いが、そのために自ら場末の映画館まで出向いて行って調査をする者は少ない。レナード・ゴールドスタインは、その数少ない、映画館本位の姿勢を貫いた映画人の一人だ。
2026年1月18日 Hollywood Cinema

ザ・キラーの憂鬱

デビッド・フィンチャー監督の『ザ・キラー』は、定型から逸脱した語りの手法で演出されている。この映画を見た多くの人が戸惑うのも、この手法のせいではないだろうか。だが、これは今の時代の《私のことば》による語りを象徴的に取り扱った作品だ。
2025年12月30日 Hollywood Cinema

ノワールの製作者:パーソンズとフロソー

フィルム・ノワールのプロデューサー達。今回は、モノグラム/アライド・アーチスツで活躍したリンズレー・パーソンズと、コロンビア・ピクチャーズで「ホイッスラー」シリーズを製作したルドルフ・C・フロソーを取りあげる。
2025年12月21日 Hollywood Cinema