2025年6月第2週の「硝子瓶」です。
『カサブランカ』はプロパガンダ映画だ
わたしたちの果てなき切望 (1)
群衆は眠れる人だと言ってもよいだろう。理性は一時のあいだ宙づりになり、心の中に強烈なイメージの現出するままに任せる。しかし、このイメージは、内省 reflectionという行為によって、あっという間に霧消してしまうものだ。
Gustave Le Bon [1 p.35]
イーグル=ライオンのフィルム・ノワール史 (7)
一見、政府にゴマすりしたセミドキュメンタリー・ノワールのように見えるが、実はかなり悪意のこもったプロダクションである。
イーグル=ライオンのフィルム・ノワール史 (6)
イーグル=ライオンという会社はどんなところだったのか。FBIの資料や当時の証言を見ていきたい。
イーグル=ライオンのフイルム・ノワール史 (5)
マフィアに蝕まれたハリウッドの中心にいた男、「ハンサム・ジョニー」ことジョン・ロッセーリ。その彼が刑務所から出所してきた。
イーグル=ライオンのフィルム・ノワール史 (4)
イーグル=ライオン・フィルムズはついに製作にとりかかる。しかし順風満帆というわけではなかった。
イーグル=ライオンのフィルム・ノワール史 (3)
鉄道王ロバート・R・ヤングは低予算映画の製作・配給を足がかりにハリウッド映画界へ参入しようとしていた。そしてイーグル=ライオン・フィルムズが設立される。
硝子瓶(十八)
イーグル=ライオンのフィルム・ノワール史 (2)
イギリスのJ・アーサー・ランクはわずか10年で巨大映画コングロマリットを造り上げた。 しかし、アメリカ市場への進出計画は頓挫する。
イーグル=ライオンのフィルム・ノワール史 (1)
イーグル・ライオンといえばフィルム・ノワールで有名な映画会社だが、その成り立ちは実に複雑である。