忘れられたフェミニスト映画批評家

1940年代ハリウッド映画を横断的に読み解き、その時代の人々が抱いた「夢」のかたちを探ろうとした映画批評家バーバラ・デミング。平和運動家・フェミニストとして知られる彼女は、同時代の映画を膨大に分析し、後年のジャンル論や作家論とは異なる独自の視点を切り開いた。長く忘れられてきた著作『Running A…
2022年10月22日 Hollywood Cinema

琥珀色の暴力

『ジョーカー』(2019)の色彩設計を手がかりに、都市の夜を染めたナトリウムランプの歴史と文化的意味をたどってみる。犯罪抑止のために導入されたオレンジ色の街灯が、なぜ都市の暴力の象徴となったのか。シネマトグラフィの変遷、アメリカの都市の治安と経済、そして視覚の科学を横断しながら、映像のなかで街路照明…
2022年9月7日 Hollywood Cinema

フィルム・ノイズとブラスティング

映画のサウンドトラックを聞きながら考えたこと。「映画は映画館で観ないと意味がない」「スマホで見ても映画は映画」といった議論の前に、自分はどんな前提で映画を観ているのかを知ることの重要さと困難さについて。
2022年8月8日 Hollywood Cinema

『深夜の告白』の3つのショット

以前紹介したアーヴィング・ピシェル監督『ハッピー・ランド(Happy Land, 1943)』は、1943年7月にサンタ・ローザ近辺でロケーション撮影されたが、1943年の後半にロサンゼルスでロケーション撮影された作品がある。ビリ-・ワイルダー監督の『深夜の告白(Double Indemnity, …
2022年5月30日 Hollywood Cinema