マックス・スタイナーについてのノート (Part I) ハリウッドの黄金期を支えた映画音楽家のひとり、マックス・スタイナー。彼の革新性を、フィルム技術、録音技術の観点から見ていく。 2024年11月14日 Hollywood Cinema
『オズの魔法使』とウラン サイレント期に映画フィルムを染色、調色することは一般的だったが、トーキーの登場とともに廃れてしまった。しかし、1930年代のハリウッドでセピア調色が一時的に流行した。どのようにして登場し、なぜ廃れたのかについて見ていきたい。 2024年7月27日 Hollywood Cinema
最も罪深き男 ティモシー・ケリー唯一の監督作『世界で最も罪深い男(The World's Greatest Sinner, 1962)』を手がかりに、伝説的な怪優の実像と映画史における位置を考察する。22歳のフランク・ザッパによる音楽や異様な演技スタイル、そいてケリーにまつわる数々の逸話を検証しながら、その特異な… 2024年5月8日 Hollywood Cinema
「博士の異常な愛情」的世界 冷戦の時代、米ソ大国間の応酬の足元では《ストレンジラヴィアン》なことが起き続けていた。米ソ首脳ホットラインの度重なる切断、核ミサイル防衛システムの故障、そして民間人による思わぬ妨害。冷戦を切り抜けられたのは奇跡だったのかもしれない。 2024年2月23日 General
曖昧な、曖昧な、フィルム・ノワール [6] 「フィルム・ノワール」の批評で繰り返されてきた、映画をとりまくテクノロジーの話は、どこか具体性を欠いている。ここでは、1940年代ハリウッドの技術資料や業界誌を丹念にたどり、映画批評で繰り返されてきた技術神話を検証しながら、ノワールを支えた本当の技術史を描く。 2023年1月15日 Hollywood Cinema
曖昧な、曖昧な、フィルム・ノワール [5] 《フィルム・ノワール》の総論的分析には、ドイツとの関係が常につきまとう。ひとつは《フィルム・ノワール》の視覚的(ヴィジュアル)スタイルは《ドイツ表現主義》の影響を受けたとする議論である。もうひとつは、ハリウッドでの《フィルム・ノワール》形成には、ナチスから逃れたユダヤ系ドイツ人が重要な役割を果たした… 2023年1月8日 Hollywood Cinema
曖昧な、曖昧な、フィルム・ノワール [4] 《フィルム・ノワール》という言葉の語源がフランスにあるという点が長いあいだ注目されていたのは、1946年から20年以上のあいだ、当のアメリカ人たちが《フィルム・ノワール》なるものを全く認知していなかった、という文化のあや(・・)のようなものを象徴しているからだろう。特にハリウッド映画という、本国では… 2022年12月25日 Hollywood Cinema
曖昧な、曖昧な、フィルム・ノワール [3] 1970年代以降、フィルム・ノワールは実存主義、ジャンル論、フェミニズム、クィア理論など多様な視点から語られるようになった。本稿はボードウェルらの議論を軸に、その批評史をたどりながら、「フィルム・ノワールとは何か」という問いがいかに変化してきたかを考察する。 2022年12月18日 Hollywood Cinema
曖昧な、曖昧な、フィルム・ノワール [2] 「フィルム・ノワールとは何か?」の第二回目。ここからは《フィルム・ノワール》についての重要な映画批評について、1970年代までの流れを俯瞰したい。 2022年12月11日 Hollywood Cinema
曖昧な、曖昧な、フィルム・ノワール [1] 「フィルム・ノワールとは何か?」という問いほど、映画批評で答えの定まらないものはない。本稿では、ボードウェルをはじめとする主要な批評を読み直しながら、《フィルム・ノワール》と《ノワール》という言葉がどのように使われ、どのように意味を変えてきたのかを振り返る。ジャンルなのか、スタイルなのか、それとも批… 2022年12月4日 Hollywood Cinema