「十二人の怒れる男」に潜む冷戦の論理について。
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軍産複合体の美学
冷戦初期のアメリカを見たときに視界の端をかすめる不穏なものについて。
マックス・スタイナーについてのノート(Part III)
コロンビアレコードの30番街スタジオについての話。そして小さなスピーカーの特徴について。
マックス・スタイナーについてのノート(Part II)
あの有名な「夏の出来事」という曲の成り立ちについての話。そして、その後の曲の受容について。
マックス・スタイナーについてのノート (Part I)
『オズの魔法使』とウラン
1930年代のハリウッドで一時的に流行したセピア調色。どのようにして登場し、なぜ廃れたのかについて。
最も罪深き男
ティモシー・ケリーの問題作と、そこから見えるティモシー・ケリーの《後継者》について。
「博士の異常な愛情」的世界
冷戦の時代、米ソ大国間の応酬の足元では《ストレンジラヴィアン》なことが起き続けていた。米ソ首脳ホットラインの度重なる切断、核ミサイル防衛システムの故障、そして民間人による思わぬ妨害。冷戦を切り抜けられたのは奇跡だったのかもしれない。
曖昧な、曖昧な、フィルム・ノワール [6]
最後に取り上げるのは、《フィルム・ノワール》が登場してくる背景についての議論である。とくにここでは技術的背景について述べたい。 続きを読む 曖昧な、曖昧な、フィルム・ノワール [6]
曖昧な、曖昧な、フィルム・ノワール [5]
《フィルム・ノワール》の総論的分析には、ドイツとの関係が常につきまとう。ひとつは《フィルム・ノワール》の視覚的スタイルは《ドイツ表現主義》の影響を受けたとする議論である。もうひとつは、ハリウッドでの《フィルム・ノワール》形成には、ナチスから逃れたユダヤ系ドイツ人が重要な役割を果たした、というものである。
総論のなかで何の躊躇もなく述べられるこれらの議論は、それぞれをつぶさに見ていく各論のレベルのなかでは、あきらかに齟齬を起こしている。1970年代にはだれも疑うことのなかった総論を支えていたはず基礎がほころび始めている。その状況をみてみたい。