スティーブ・バノン地獄で君臨することを夢見る男

ダニエル・デフォーは「神が祈りの家を建てると、かならずそこに悪魔が礼拝堂を建てる」と言った。そして、その礼拝堂のほうに人が集まるのだという。
礼拝堂になぜ人が集まるのかは、悪魔の説教を聞いてみないとわからないだろう。もちろん、悪魔の説教だから嘘や悪言や虚言にまみれているだろうし、それを聞き分けるのは相当の注意力を要する。だが、この説教には人々の迷いや怒り、憎しみ、絶望、悲しみ、不安といったものを捧げさせるだけの説得力があるに違いない。自分がそういったものを乗り越えられていると勝手に信じているからと言って、その説教の誘惑に魅せられている同胞をあざ笑っているわけにはいかない。

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