プロパガンダとは

わたしたちの果てなき切望 (4) 「《政治》という言葉の適切な定義や主題の範囲についての議論そのものが政治的である」
2025年6月21日 General

関心領域

死の臭いは、殺された者たちが、殺した者たちに触る、唯一の方法である。
2024年6月9日 General

「博士の異常な愛情」的世界

冷戦の時代、米ソ大国間の応酬の足元では《ストレンジラヴィアン》なことが起き続けていた。米ソ首脳ホットラインの度重なる切断、核ミサイル防衛システムの故障、そして民間人による思わぬ妨害。冷戦を切り抜けられたのは奇跡だったのかもしれない。
2024年2月23日 General

おぞましい野蛮が飛び出すとき

《保守派》と《リベラル》のあいだの溝が、SNSによって近年さらに広く、深くなっているという指摘は多い。私は、本当にそうなんだろうか、という疑問を抱いている。文化をめぐる政治が二極化したのは、Facebookや旧Twitterのせいなのだろうか。むしろ、もともとの議論がそのように設計されていたのではな…
2023年10月23日 General

ポリティカル・コレクトネスのポリティクス

最近、Fox NewsやCNNの映像を見ていて気になったことがあって、1970~90年代のアメリカのTVニュース映像を見直していた。そういったものを見ながら、いかにマスメディアが、現在のさまざまな議論(ディスコース) のあり方に影響を与えてしまったかという点を考え直している。そのことを書き記す前に、…
2023年9月30日 General

スティーブ・バノン地獄で君臨することを夢見る男

エロール・モリスのドキュメンタリー『アメリカン・ダーマ』は「危険な思想に語る場を与えるべきか」という論争を引き起こした。しかし、なぜ多くの人々が、スティーブ・バノンの言葉に深く刻まれたシニシズムを魅力的に感じるのか ─── それを探ろうという、稀な試みの映画である。『頭上の敵機』『荒野の決闘』『フォ…
2023年5月6日 General

ロシア 1985 – 1999:トラウマゾーン

旧ソ連崩壊からプーチン政権誕生まで――その激動の十五年間を、未公開アーカイブ映像だけでたどる異色のドキュメンタリー『ロシア 1985–1999:トラウマゾーン』。ナレーションも音楽も排し、人々の日常、政治の混乱、戦争、貧困、希望と絶望を淡々と積み重ねることで、歴史を「知る」のではなく「その時代に生き…
2023年4月1日 General

アブクラマ、チョムスキー、Q

NetflixのSFドラマ『ホット・スカル(Sıcak Kafa, 2022)』は、「会話によって感染する言語のパンデミック」という斬新な設定を軸に、コミュニケーション、言葉、そして現代社会の情報環境を鋭く問いかける異色の作品だ。言語学者ノーム・チョムスキーの有名な例文から、SNSのコンテクスト崩壊…
2023年3月21日 General

白い砂の謎

エロール・モリスの『ヴァーノン、フロリダ』(1981)は、アメリカで最も奇妙なドキュメンタリーの一つとして知られる。本稿では、その背後にあった保険金詐欺「ナブ・クラブ」の伝説と、映画が描いた「真実と噂」の境界をたどる。
2023年3月9日 General