『晩菊』ノート

成瀬巳喜男の『晩菊(1954)』は、戦後を生きる三人の中年女性を描いた作品である。金と過去の恋、老いと孤独が交錯するなか、何気ない仕草や小道具に秘められた意味が、登場人物たちの、時には《女性》としての、切実な現実を浮かび上がらせる。
2024年8月31日 Japanese Cinema