The Amazing Mr. X (1948)

イーグル゠ライオンのフィルム・ノワール史 (9)

イーグル゠ライオン・フィルムズの没落と終焉を追ってみよう。第二次世界大戦後、映画観客数が激減し、ハリウッドのスタジオが過剰在庫を抱えるなか、弱小のスタジオは特に苦戦を強いられた。イーグル゠ライオンは、そのなかでも特に急激に経営が悪化した会社である。オーナーであるロバート・R・ヤングの無謀な戦略のもとで、アーサー・クリムたちは事業を縮小していかざるを得なかった。

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イーグル゠ライオンのフィルム・ノワール史 (8)

イーグル゠ライオン最大のヒット作『Tーメン』は、《セミドキュメンタリー・スタイルのフィルム・ノワール》と言われている。セミドキュメンタリー・スタイルとはどんなものか。そして『Tーメン』で監督のアンソニー・マンと撮影監督のジョン・オルトンはどのようなアプローチをとったのか。この映画への評価と批判をみていく。

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ザ・キラーの憂鬱

デビッド・フィンチャー監督の『ザ・キラー』は、定型から逸脱した語りの手法で演出されている。この映画を見た多くの人が戸惑うのも、この手法のせいではないだろうか。だが、これは今の時代の《私のことば》による語りを象徴的に取り扱った作品だ。

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ノワールの製作者:ジェリー・ウォルド

ハリウッドの古典フィルム・ノワール期に、最も多く《ノワール》を手掛けたプロデューサーは誰だったのか。IMDBのタグ分析をもとに割り出した《ノワール・プロデューサー》達を見ていく。今回は最多の14本を手掛けたジェリー・ウォルドについてみていく。

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フィルム・ノワールの監督たち

フィルム・ノワールについて、IMDBのデータをもとに分析してみた。今まで視野に入ってこなかったトレンドや監督、そして映画製作会社の動きなどが浮かび上がってきた。今回はまず、「フィルム・ノワールを量産した映画監督トップ13」を見てみたい。そして、知られていない《フィルム・ノワール》監督を2人ピックアップする。

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